草加市議会 2022-02-22
令和 4年 2月 定例会−02月22日-01号
令和 4年 2月 定例会−02月22日-01号令和 4年 2月 定例会
草加市告示第95号
地方自治法(昭和22年法律第67号)第101条第1項の規定により令和4年
草加市議会2月定例会を次のとおり招集し、同条第7項の規定により告示する。
令和4年2月15日
草加市長 浅 井 昌 志
1 期 日 令和4年2月22日
2 場 所
草加市議会議場
◇
応招議員 26名
3番 大 里 陽 子 議 員 16番 西 沢 可 祝 議 員
4番 吉 岡 健 議 員 17番 小 川 利 八 議 員
5番 矢 部 正 平 議 員 18番 芝 野 勝 利 議 員
6番 菊 地 慶 太 議 員 19番 中 野 修 議 員
7番 石 川 祐 一 議 員 20番 関 一 幸 議 員
8番 金 井 俊 治 議 員 21番 佐 藤 憲 和 議 員
9番 田 中 宣 光 議 員 22番 吉 沢 哲 夫 議 員
10番 白 石 孝 雄 議 員 23番 佐 々 木 洋 一 議 員
11番 井 手 大 喜 議 員 24番 飯 塚 恭 代 議 員
12番 佐 藤 利 器 議 員 25番 松 井 優 美 子 議 員
13番 石 田 恵 子 議 員 26番 切 敷 光 雄 議 員
14番 斉 藤 雄 二 議 員 27番 鈴 木 由 和 議 員
15番 広 田 丈 夫 議 員 28番 新 井 貞 夫 議 員
◇不
応招議員 なし
令和4年
草加市議会2月定例会
議事日程(第1日)
令和4年 2月22日(火曜日)
午前10時 開 会
1 開 会
2 開 議
3 新任者の紹介
4
市長あいさつ
5
会議録署名議員の指名
6 会期の決定
7 諸報告
(1)
地方自治法第121条第1項の規定による説明員の報告
(2)
行政監査、
財政援助団体等監査及び
例月出納検査結果の報告
8
施政方針演説
9
市長提出議案の報告及び上程
10
市長提出議案の説明
11
市長提出議案に対する質疑(第8号議案)
12
特別委員会の設置及び議案の
委員会付託(第8号議案)
13
一般会計予算特別委員会委員の選任
14
一般会計予算特別委員会正・副委員長の互選結果報告
15
市長提出議案に対する質疑(第3号議案)
16
委員会付託省略(第3号議案)
17 討 論(第3号議案)
18 採 決(第3号議案)
19
次会日程報告
20 散 会
本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
午前10時00分開会
◇出席議員 26名
3番 大 里 陽 子 議 員 16番 西 沢 可 祝 議 員
4番 吉 岡 健 議 員 17番 小 川 利 八 議 員
5番 矢 部 正 平 議 員 18番 芝 野 勝 利 議 員
6番 菊 地 慶 太 議 員 19番 中 野 修 議 員
7番 石 川 祐 一 議 員 20番 関 一 幸 議 員
8番 金 井 俊 治 議 員 21番 佐 藤 憲 和 議 員
9番 田 中 宣 光 議 員 22番 吉 沢 哲 夫 議 員
10番 白 石 孝 雄 議 員 23番 佐 々 木 洋 一 議 員
11番 井 手 大 喜 議 員 24番 飯 塚 恭 代 議 員
12番 佐 藤 利 器 議 員 25番 松 井 優 美 子 議 員
13番 石 田 恵 子 議 員 26番 切 敷 光 雄 議 員
14番 斉 藤 雄 二 議 員 27番 鈴 木 由 和 議 員
15番 広 田 丈 夫 議 員 28番 新 井 貞 夫 議 員
◇欠席議員 なし
◇
地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した者
浅 井 昌 志 市長 多 田 智 雄
総合政策部長
小 谷 明 副市長 柳 川 勝 巳 総務部長
山 本 好 一 郎 教育長 津 曲 幸 雄
子ども未来部長
◇本会議に出席した
議会事務局職員
高 松 光 夫
議会事務局長 贄 田 隆 史
総括担当主査
武 田 一 夫
議会事務局次長 岩 元 裕 志 主査
古 賀 千 穂
総括担当主査
◇傍 聴 人 2名
午前10時00分開会
△開会の宣告
○
井手大喜 議長 ただいまから令和4年
草加市議会2月定例会を開会いたします。
──────────◇──────────
△開議の宣告
○
井手大喜 議長 直ちに本日の会議を開きます。
──────────◇──────────
△新任者の紹介
○
井手大喜 議長 新任者の紹介を行います。
令和3年12月20日及び令和4年1月1日付けで異動されました職員の職氏名につきましては、お手元に名簿を配付しておきましたので、御了承願います。
──────────◇──────────
△
市長あいさつ
○
井手大喜 議長 次に、市長から
あいさつのため発言を求められておりますので、これを許します。
浅井市長。
〔
浅井市長登壇〕
◎浅井 市長 おはようございます。
令和4年
草加市議会2月定例会の開会に当たりまして、一言ご
あいさつを申し上げます。
本日は、2月定例会の招集をさせていただきましたところ、議員の皆様には御参集を賜りましてありがとうございます。
また、日頃から市政の充実、発展に御尽力をいただきまして、改めて心から感謝を申し上げます。
さて、今定例会には令和4年度の
市政運営に臨む所信と
基本方針を申し述べ、あわせまして令和4年度
一般会計予算をはじめ、各議案を提出させていただいているところでございます。議員の皆様におかれましては、よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げまして、本
定例会開会のご
あいさつとさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
──────────◇──────────
△
会議録署名議員の指名
○
井手大喜 議長 次に、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第88条の規定により、議長において
3番 大 里 陽 子 議員
12番 佐 藤 利 器 議員
19番 中 野 修 議員
23番 佐々木 洋 一 議員
を指名いたします。
──────────◇──────────
△会期の決定
○
井手大喜 議長 次に、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から3月23日までの30日間といたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○
井手大喜 議長 御異議なしと認めます。
よって、会期は30日間と決定いたしました。
──────────◇──────────
△諸報告
○
井手大喜 議長 次に、諸報告を行います。
◇
地方自治法第121条第1項の規定による説明員の報告
○
井手大喜 議長 本定例会に説明員として出席通知のありました人の職氏名を一覧表としてお手元に配付しておきましたので、御了承願います。
◇
行政監査、
財政援助団体等監査及び
例月出納検査結果の報告
○
井手大喜 議長 次に、
監査委員から
行政監査、
財政援助団体等監査及び
例月出納検査の結果について報告がありました。
その写しを配付しておきましたので、御了承願います。
──────────◇──────────
△
施政方針演説
○
井手大喜 議長 次に、
施政方針演説を行います。
浅井市長。
〔
浅井市長登壇〕
◎浅井 市長 令和4年
草加市議会2月
定例会開会に当たりまして、
市政運営に臨む所信の一端を申し述べ、議員の皆様をはじめとする市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
昨年一年間を振り返ってみますと、依然として社会に多大な影響を与える
新型コロナウイルス感染症については、市内でも感染第4波、第5波と呼ばれる
感染拡大の大きな波を経験し、多くの市民の皆様が不安の中で過ごされました。
また、年明け以後、
新型コロナウイルスの変異株である「
オミクロン株」のまん延により、これまで以上に感染者が急増し、第6波といえる
感染状況が続いております。
このような厳しい状況の中で、行政が実施する
感染症対策においては、これまでの新しい
生活様式の実践やイベントの中止、縮小といった守りの対策に、
ワクチン接種や
PCR検査などの
重症化予防や
感染収束の鍵を握る攻めの対策が加わり、本市においても総力を挙げて取り組んでいるところでございます。
市民の皆様や
草加八潮医師会をはじめ、多くの方々のご協力をいただき、令和4年1月現在、対象者の約86%の方が2回目の
ワクチン接種を終え、現在は3回目の
ワクチン接種が行われているところでございます。
新型コロナウイルスの
感染拡大によって、私たちの生活が大きく変化する中、行政に対しても、社会の発展に向けた変革を促す新たな課題が与えられました。
コロナ禍においては、短期間で多くの方々に
行政サービスを行き渡らせることが強く求められ、
行政サービスの
デジタル化や利便性の向上、さらには業務の効率化や迅速化をより一層推進することが課題となっております。
また、行政が実施する対策や支援などの様々な情報を分かりやすく、市民や事業者の皆様にお届けすることが、これまで以上に強く求められており、迅速かつ効果的な
情報発信が課題となってきております。
これらの課題の克服は、
アフターコロナにおける平常時や
災害発生時などにおいても、
市民生活に大きく貢献するものです。
私は、この課題の克服を、困難や苦難の中に隠れた貴重な機会と捉え、市民の皆様の明るい未来に向け、決意を新たに、
市政運営に取り組んでまいります。
世界経済に目を向ければ、国、地域の差こそあれ、総じて「
コロナ危機」による落ち込みから回復を続けるとともに、我が国をはじめ
欧米先進国では、ワクチンの接種比率が60%を超え、「
ウィズコロナ」とも言うべき防疫と
経済活動の両立が進んでいます。
しかしながら、
世界経済の
回復ペースは、部品・
原材料不足の深刻化、資源価格の上昇等による生産減速などを背景に鈍化も見られ、今後、政策効果に支えられた回復から、自律的な回復へのシフトが本格化するためには、海上物流の逼迫、
サプライチェーンを通じた供給制約、及び半導体・
労働力不足等の解消が必要とされているところです。
オミクロン株による急激な
感染拡大に直面し、国民生活や経済への影響が依然として続く中、現時点では
世界経済が回復へと向かうのか見通しが不透明な状況が続いているため、今後の
経済動向を十分に注視していく必要があります。
令和4年度の
市政運営に向けては、第四次草加市
総合振興計画、第二期
基本計画における3つの
重点テーマに加え、「
コロナ対策」「
経済対策」「
情報発信」「行政の
デジタル化」「
災害対策」の5つの柱を軸とした
各種事業に重点的に取り組んでまいります。
はじめに「
コロナ対策」についてです。
新型コロナウイルス感染症については、
オミクロン株による感染が拡大しており、依然として厳しい状況が続いております。市民の皆様の生活の安定を確保するため、引き続き職員一丸となって対策と支援に取り組んでまいります。
次に「
経済対策」についてです。
昨年、多くの
市内事業者の皆様においては、
緊急事態宣言や
まん延防止等重点措置などによる長期間にわたる休業要請や営業時間の短縮等にご協力いただいたところです。
消費喚起を通じた着実な
地域経済の回復とともに、更なる発展につながるよう、
市内事業者の販売促進や新
分野展開、
業態転換などを包括的に支援する「第二次
産業強靭化戦略」に取り組んでまいります。
次に「
情報発信」についてです。
市政に関する市民の皆様への
情報発信には、ホームページや広報そうかに加え、「
草加お知らせメール」や市の
公式SNSも活用しております。
コロナ禍以降、
ワクチン接種などの情報を必要とする多くの方々の関心もあり、これらへの登録者数が増加しております。
今後につきましても、市政に関する多方面にわたる情報を、幅広い世代の方々に、迅速かつ効果的に発信していくことで、市政への理解を深め、
市民生活の向上につなげてまいります。
次に「行政の
デジタル化」についてです。
社会が大きな変革を迎える現在、
行政サービスや住民の
利便性向上が必要なものとなっておりますが、このことは、市役所における業務手順の見直しなど、業務改革による効率化や迅速化を進める大きな機会であると捉えております。
そこで、その手段として、高い
セキュリティレベルを維持し、全ての市民の皆様が
デジタル化の恩恵を受けられるよう、行政の
デジタル化を推進してまいります。
最後に「
災害対策」についてです。
昨年10月に千葉県北西部で発生した地震では、市内で震度5弱を観測し、大きな揺れを感じました。
コロナ禍においても、
自然災害の脅威は常に間近にあることを改めて実感いたしました。
今後発生が懸念される
首都直下地震や
大型台風の襲来などの
自然災害に備え、市民の皆様の安全・安心を最大限確保するための取組については、さらに強化していく必要があります。
そこで、これまで以上に、災害時に備えた、
防災拠点機能の強化や避難所の
環境整備などに積極的に取り組んでまいります。
以上の5つの柱に加え、第四次草加市
総合振興計画、第二期
基本計画における3つの
重点テーマである「
持続可能性の向上」「
ブランド力の向上」「
コミュニティ力の向上」に寄与する
各種事業を推進していくことで、「このまちに住み続けたい」「このまちで子どもを育てたい」「このまちを訪れたい」と思っていただけるような、魅力ある
まちづくりに取り組んでまいります。
こうした基本的な考えに基づき、新年度の予算編成に当たっては、厳しい財政状況の中、引き続き
新型コロナウイルス感染症対策を最優先課題として取り組むとともに、新しい
生活様式への対応を図りつつ、市民の皆様の生活を守るため、中長期的に持続可能な財政を維持していくことを基本的な方針として取り組んでまいりました。
先行きが不透明な
コロナ禍においては、これまで以上に、限られた財源を有効に活用しながら、必要な施策を推進していくことが求められております。
今後も
人口減少や
少子高齢化の進展により、経済の縮小に伴う市税収入の減少や
社会保障経費の増大、老朽化する
公共施設への対応など、厳しい
財政運営が継続するものと予想されます。
そのような厳しい状況だからこそ、新たな財源の確保や
デジタル化による行政の効率化を図るとともに、将来世代に過度の負担を強いることのないよう、健全かつ計画的な
財政運営に努めてまいります。
こうした取組を進める中で、市民の皆様と連携し、民間の活力やノウハウを積極的に活かしながら、社会情勢の変化や多様化する
市民ニーズに適応した
行政サービスを着実に提供してまいります。
それでは新年度の主要な事業について、第四次草加市
総合振興計画、第二期
基本計画における3つの
重点テーマに沿って述べさせていただきます。
重点テーマの一つ目は、「
持続可能性の向上」です。
未だ収束の見えない
新型コロナウイルス感染症の拡大は、これまで築き上げてきた経済や
社会システムに対する課題を浮き彫りにし、人々の行動や価値観に変化をもたらしただけではなく、
市政運営においても大きな変革を促すものとなりました。
本市では、これまで
感染防止対策と
社会経済活動の両立に全力で取り組んでまいりました。引き続き市民の皆様の生命と生活を守る取組と
テレワークの
環境整備や教育の
ICT化など行政の
デジタル化を推進し、
ウィズコロナ、
アフターコロナの新しい
生活様式への適応を図り、未曾有の危機を乗り越えてまいります。
また、我が国が直面する
人口減少や
少子高齢化という構造的な問題への対応や年々激甚化する
大型台風などの
自然災害への備えも喫緊の課題となっております。
今後も変化に対応した新たな視点を取り入れながら、
行財政運営に取り組むととともに、
公共施設の維持・更新やインフラの整備など社会基盤の強靭化を進めることで、将来にわたって持続的に発展し、市民の皆様が安心して暮らせる
まちづくりに取り組んでまいります。
はじめに、「安全・安心な
まちづくり」に関わる取組について申し上げます。
現在、建設工事を進めている本庁舎の建て替えにつきましては、災害時における
防災拠点としての
機能強化を図り、令和4年度中の完成に向けて、引き続き取り組んでまいります。
また、新庁舎完成後の組織配置の集約化に伴い、新庁舎、西棟、第二庁舎が有機的に連携し、市民の利便性と
業務効率を向上させていくため、第二庁舎の
レイアウト変更に関する設計業務を行ってまいります。
災害時の避難所となる
小中学校につきましては、避難所としての
防災機能の向上と、
教育環境の充実に向けて、
屋内運動場への
エアコン等設置工事を小学校11校、中学校7校、計18校で行い、令和4年度に全ての
小中学校の
屋内運動場への
エアコン等の設置を完了させます。
草加消防署の建て替えにつきましては、
まつばら綾瀬川公園南側公共用地への移転整備に向け、
草加八潮消防組合と連携し、令和7年度の
供用開始を目指して取り組んでまいります。
コロナ禍における業務の
継続性確保につきましては、昨年より
テレワーク環境を整備し、
検証作業に取り組んできております。年明け以降の第6波といえる
感染状況においては、職員が在宅勤務を実施し、
文書管理システムの決裁や
財務会計システムの処理を行うなど、これまで庁舎内で行っていた事務処理の
検証作業についても順次開始しているところでございます。
今後につきましても、
テレワーク環境の更なる整備、AI−OCR、RPAによる業務の効率化など、デジタル技術を活用し、利便性や
サービスの向上につなげる
自治体DXの取組を進めてまいります。
また、
自治体DXの柱の一つである、
業務システムの標準化に取り組んで行くとともに、来庁者の利便性を向上させる仕組みである「
スマート窓口」を新庁舎において導入するための準備を進めてまいります。
さらには、今後の行政の
デジタル化とともに、様々な業務への活用が期待される「ドローン」について、試行運用を行ってまいります。
都市基盤となるインフラにつきましては、
大型台風や
ゲリラ豪雨など激甚化する風水害に備え、排水路、
排水施設の整備や適正な維持管理など、総合的な治水対策を計画的に進めてまいります。
地域における防災力の向上につきましては、
指定避難所の開設・運営及び訓練に必要な備蓄品や資機材の更新・充実を図るとともに、
自主防災組織における
防災士資格の取得に要する費用への補助を行い、自助・共助による災害対応を促進し、「まちの防災力」の強化を図ります。
さらに、災害時に水道本管から給水することができる
応急給水栓を引き続き避難所となる
小中学校に順次、整備してまいります。
市民の皆様の足となる公共交通への取組につきましては、
東武鉄道株式会社が順次実施する、市内4駅への
ホームドア設置に対する支援を行ってまいります。
新型コロナウイルス感染症拡大防止に対する取組につきましては、3回目の
ワクチン接種を希望する全ての方が速やかに接種を受けていただけるよう、国の動向を注視し、
草加八潮医師会などの関係機関と連携を図りながら、引き続き迅速に取り組んでまいります。
2050年に
二酸化炭素排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」の推進につきましては、市民や事業者の皆様への周知啓発に取り組むとともに、
省エネルギー施策として、アコスホールの舞台や客席の照明の
LED化工事を行うなど、
地球温暖化対策の推進に段階的に取り組んでまいります。
次に、「
地域経済の活性化」に関わる取組について申し上げます。
産業振興に向けた取組につきましては、
新型コロナウイルス感染症拡大の長期化に伴う
地域経済への甚大な影響に対応するため、引き続き
緊急経済対策として「第二次
産業強靭化戦略」に取り組んでまいります。
具体的には、
地域経済を力強く支えるため、
消費喚起につながる
プレミアム付商品券事業等を実施するほか、
市内事業者の新
分野展開や
業態転換などの経営革新を支援するため、
経営革新チャレンジ支援事業等を実施することにより、
ポストコロナを見据え、
地域経済が着実に発展していく包括的な支援を進めてまいります。
また、「
企業立地促進奨励金」による市内での企業立地の促進に引き続き取り組むとともに、工場見学などができる
産業観光施設の開設など、
地域貢献に資する取組に対して支援を行い、住環境と操業環境の共生を図る「住工共生の
まちづくり」を推進してまいります。
次に、「だれもが地域で、いつまでも元気に暮らせる
まちづくり」に関わる取組について申し上げます。
スポーツ・
健康づくりに関する取組につきましては、旧
松原団地D街区に
テニスコートを整備し、令和4年10月の
供用開始を目指すとともに、
スポーツ健康都市記念体育館の競技場においては、
スポーツ施設としての
環境向上と避難所としての
機能強化を図るために、空調設備の設置に向けた取組を進めてまいります。
また、「草加市
スポーツ推進基本方針」において、
健康づくりの
拠点エリアと位置付けている
市北東部地域における
スポーツ施設の整備、更新を進めてまいります。
具体的には、
市北東部地域での
屋外スポーツ施設整備や老朽化した
市民温水プールのリニューアルを行ってまいります。
また、東京2020オリンピックを契機に人気が高まっている
スケートボードパークの整備に向けた取組を進めてまいります。
地域福祉の推進に向けた取組につきましては、複雑化・複合化した課題を抱える市民の皆様への包括的な支援と
地域づくりに向けた支援の総合的な実施に向け、
重層的支援体制を整備してまいります。
障がい者・障がい児の方々に対する取組につきましては、「
児童発達支援センターあおば学園」の
新園舎整備を引き続き進めてまいります。
また、市内における
重症心身障がい者の方が利用する
生活介護事業所について、定員不足が見込まれることから、
重症心身障がい者の方を受け入れるため、「
障害福祉サービス事業所つばさの森」を活用してまいります。
さらに、
手話通訳者派遣事業における草加市
社会福祉協議会の正規職員の専任手話通訳者を増員することで、聴覚障がい者の支援体制を拡充してまいります。
予防接種法で定期接種とされている子宮頸がん予防ワクチンにつきましては、国が積極的勧奨実施の方針を示したことから、接種対象者に対して個別に受診勧奨を行ってまいります。
重点テーマの二つ目は、「
ブランド力の向上」です。
まちの
持続可能性を向上させるためには、まちの活力を将来にわたって維持していかなくてはなりません。そのためには、市民の皆様に「いつまでも住み続けたい」「ここで子どもを育てたい」と思っていただけるまちをつくらなければなりません。
今後も、更なるまちの魅力づくりを進め、草加の
ブランド力の向上に向けて、都市基盤の整備、にぎわいの創出、子育て支援や教育の充実など、ハードとソフトの両面から取組を進めるとともに、草加の魅力や施策を内外に効果的に発信してまいります。
はじめに、「魅力ある
まちづくり」に関わる取組について申し上げます。
まちづくりの基本となる計画、草加市都市計画マスタープランは、平成29年度から運用を開始しており、本年で6年目を迎えます。
その間、市街化調整区域の一部において、草加柿木産業団地の造成工事が完了し、東埼玉道路の自動車専用部、都市計画道路、蒲生・柿木川戸線などの事業も動きが始まり、市街化調整区域を取り巻く状況が大きく変化しています。そこで、市街化区域への編入も含めた土地利用の検討を行うとともに、都市計画マスタープランの中間見直しに取り組んでまいります。
都市基盤の整備に関する取組につきましては、引き続き新田駅周辺において、土地区画整理事業による
公共施設の整備などを進め、災害に強い良好な居住環境の整備を図るとともに、にぎわいと親しみのもてるまちなみ景観の形成に向けた
まちづくりを進めてまいります。
また、獨協大学前<草加松原>駅西側地域においては、獨協大学、独立行政法人都市再生機構、民間開発事業者及び本市が連携を図り、地域のにぎわい創出に向けた取組を進めてまいります。
さらに、同地域において、新たなモビリティ
サービスによるICTを活用した安全で快適な移動手段の構築を目指す、MaaSの取組についての調査研究を行ってまいります。
公園・緑地の整備につきましては、草加市みどりの
基本計画に基づき、各地区の実情に応じた公園・広場の整備により、みどりのネットワークを形成し、都市環境における環境保全や、地域コミュニティ・
防災機能などの向上を図ってまいります。新規公園整備として、吉町一丁目のあずま保育園跡地における公園整備工事を進めてまいります。
また、桜の名所として、本市の観光資源にもなっている葛西用水沿いの桜並木について、保全管理計画に基づいた桜の植え替えや害虫駆除を行うとともに、護岸や遊歩道の改修などの取組を引き続き進めてまいります。
文化芸術に関する取組につきましては、松尾芭蕉にゆかりのある全国の自治体や関係機関が参加して昭和63年度から開催されている「奥の細道サミット」を本市で開催いたします。国指定名勝「おくのほそ道の風景地 草加松原」の魅力を広く発信する機会となるとともに、第2回国際俳句大会の表彰式も併せて行い、草加に息づくにぎわいと活力に溢れた草加らしい文化芸術の振興を図ってまいります。
情報発信の取組につきましては、市民の皆様にとってわかりやすく効果的に情報を伝えるために、SNSなどを活用した
情報発信力の強化に取り組んでまいります。
次に、「まちのにぎわいの創出」に関わる取組について申し上げます。
駅周辺のにぎわいや魅力の創造をもたらす取組につきましては、草加駅東口駅前広場の施設改修や歩道整備などを引き続き進め、駅利用者の利便性の向上を図るとともに、都市再生推進法人等と連携した公共空間の利活用など、まちの価値向上に向けた取組を引き続き行ってまいります。
また、谷塚駅周辺エリアにつきましては、商店街の活性化やにぎわい創出につなげるため、文教大学との連携を深めるとともに、谷塚駅周辺エリアを対象としたリノベーションスクールを引き続き開催し、これまで提案のあった事業計画の実現を支援するなど、民間主導・公民連携によるリノベーション
まちづくりを推進してまいります。
次に、「子育て・教育などの充実」に関わる取組について申し上げます。
子育て世代の支援に向けた取組につきましては、子どもたちの安全確保のため、ひかわ保育園及びせざき保育園の耐震補強工事を実施するとともに、にしまち保育園の耐震補強設計を実施してまいります。
また、瀬崎児童クラブにつきましては、新たに小学校敷地内に専用施設を建設するため、実施設計を進めてまいります。
学力向上に関する取組につきましては、引き続き本市独自の学力・学習状況調査の結果を分析・活用するとともに、GIGAスクール構想に基づき配備されたタブレット端末等のICTを効果的に活用し、日々の授業改善を進めてまいります。また、放課後学習等を実施し、学習機会の充実を図ってまいります。
平和に関する学習の取組につきましては、広島で実際に被爆を体験された市内在住の方などを講師に迎え、被爆体験をもとにした講話や演劇を実施し、平和や命の尊さについての理解を深めてまいります。
重点テーマの三つ目は、「
コミュニティ力の向上」です。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、地域のイベントや会合が中止となるなど、地域コミュニティの活動を停止せざるを得ない状況に陥りました。まちの活力の維持には、地域コミュニティの活性化とともに、そこに暮らす方々の活力の向上も欠かせません。
まちづくりを推進するための最大の資源である「人」の力、一人ひとりの市民の力を
まちづくりに活かしていくことが必要となります。
まちづくりの主役である市民の皆様に、草加の誇る市民力を最大限に発揮していただき、多様化する地域の課題を地域自らが主体となって解決する地域コミュニティの醸成を図るとともに、地域の皆様の活動を支援し、市民と一体となり地域の課題解決に取り組むことで、魅力ある
まちづくりを進めてまいります。
はじめに、「市民協働による
まちづくり」に関わる取組について申し上げます。
まちの将来像の実現につきましては、市内10のコミュニティブロックごとの行動計画となる「コミュニティプラン」を市民、町会・自治会、市民団体、民間事業者の皆様と協働で策定し、引き続き具体的な
まちづくりの実施、実現に取り組んでまいります。
谷塚駅西口の
まちづくりにつきましては、引き続き整備区域、整備手法等の検討を行い、駅周辺の利便性や
防災機能の向上、さらには市南部の核となる良好な住環境づくりに向け、
まちづくりを推進してまいります。
次に、「市民活動・支え合い」に関わる取組について申し上げます。
町会・自治会の活動拠点である町会会館等につきましては、施設改修やエアコンの設置などにかかる費用の補助を引き続き行ってまいります。
また、松原児童青少年交流センターにつきましては、児童館の機能に加え、青少年の活動の場・多世代交流の場・音楽活動の場などの複合機能を有する施設として、令和4年10月に
供用開始するため、引き続き建設工事を行ってまいります。
生涯学習に関する取組につきましては、多くの人々が生きがいをもって暮らせるように、地域を支える人材の育成を通じて、学びの成果を活かせる人づくり、
まちづくりを行ってまいります。
以上が令和4年度における主要な事業でございます。
また、現在の第四次草加市
総合振興計画は、平成28年度の策定から、本年で7年目を迎えます。
これまでの成果や課題などを踏まえ、本年は、令和6年度から始まる第三期
基本計画の策定に向け、次の4年間における施策の目標や方向性の検討などの準備を進めてまいります。
併せて、施策評価市民アンケートなどにより把握をした各施策への評価を、第三期
基本計画の実施にあたり活かしていくとともに、
基本計画の目標を確実に達成するために、進行管理サイクルの確立に向けた取組を進めてまいります。
先般開催された北京2022オリンピック競技大会では、多くの日本人選手が活躍し、最後まで決して諦めない姿勢や日ごろから地道に努力を重ねることの大切さを教えてくれました。
また、昨年開催された東京2020パラリンピック競技大会では、本市出身の高橋和樹選手と、アシスタントの峠田佑志郎選手が、ボッチャ混合ペアにおいて見事銀メダルを獲得し、多くの人々に、希望と勇気をあたえてくれました。
高橋選手はリオデジャネイロパラリンピックにおいて予選で敗退したのち、世界を目指してより競技に専念できる環境に身を置きました。
そして峠田選手も、勤めていた特別支援学校を退職され、競技のみならず、高橋選手の生活の介助も担うなどして、アシスタントに専念する道を選ばれました。
高橋選手、峠田選手の両選手が、世界を目指し、未来に向け、思い切って、変化ある行動を実行したことが、大会での銀メダルの獲得という素晴らしい偉業達成につながったのです。
令和4年度の
市政運営にあたりましては、
コロナ禍という難局を乗り越え、希望にあふれる未来を築くため、お二人のように、失敗を恐れず、変化ある行動を実行していくことで、魅力ある
まちづくりにつなげていきたいと考えております。
また、社会が大きな変革を迎えるこの時期を、様々な行政課題を克服する絶好の機会と捉え、積極的に行動を起こしてまいります。
平成30年10月、わがまち草加を良くしたいという、強い想いを胸に市長に就任して以来、4年目を迎えることとなり、いよいよ、現在の任期の総決算の時を迎えました。
これまでの間、公約である「“わがまち”草加づくりの7つの戦略」の実現に向け、全力で
市政運営に邁進してまいりました。
就任直後の平成30年11月には、これまでの多くの先人の皆様のお力に支えられ、市制60周年を迎えるなかで、記念式典を開催し、未来に目を向け、本市の目指す都市像「快適都市 草加」を創っていきたいとの想いを伝えさせていただきました。
また、元号が変わった令和元年10月には大型の台風第19号が上陸、本市では初となる避難情報の発令や多数の避難所開設など、様々な対策を行いましたが、同時に、多くの課題も明らかになりました。
そこで、それらの課題解決に向け、避難所開設の判断基準の明確化や市内の全
小中学校の
屋内運動場へのエアコン設置などの方針決定を迅速に進めてまいりました。
また、令和2年度以降は、
新型コロナウイルス感染症への対応に邁進してまいりました。各種コロナ対応への対策につきましては、地方創生臨時交付金や
新型コロナウイルス感染症緊急対策基金などを活用する中で、数多くの事業を様々な分野において実施し、市民の皆様の生命と生活を守るため、職員とともに全力で取組を行ってまいりました。
現在もなお、解決すべき課題は残されておりますが、これまで多くの市民の皆様、そして市議会の皆様のご理解とご協力を賜る中で、市政の発展に向け、様々な取組を実現できたことに、深く感謝を申し上げます。
今後も市民の皆様、事業者の皆様のお力添えをいただきながら、さらには、職員一丸となって、草加の総力により、行動を起こすことで、「やさしさがあふれるまち 草加」「快適都市―草加―」の実現を目指してまいります。
最後になりますが、本市の発展のため、市民の皆様、議会の皆様の、より一層のご理解とご協力をいただきますよう、お願い申し上げ、令和4年度の市政に臨む所信といたします。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
○
井手大喜 議長 以上で、
施政方針演説を終了いたします。
──────────◇──────────
△休憩の宣告
○
井手大喜 議長 暫時休憩いたします。
午前10時43分休憩
午前10時55分開議
△開議の宣告
○
井手大喜 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────◇──────────
△
市長提出議案の報告及び上程
○
井手大喜 議長 市長から議案の提出がありましたので、御報告いたします。
議案はお手元に配付しておきましたので、御了承願います。
第1号議案から第27号議案を一括議題といたします。
──────────◇──────────
△
市長提出議案の説明
○
井手大喜 議長 市長から提案理由の説明を求めます。
浅井市長。
〔
浅井市長登壇〕
◎浅井 市長 ただいま提出いたしました議案27件につきまして、その概要並びに提案理由の御説明を申し上げます。
初めに、第1号議案 専決処分の承認を求めることについて[令和3年度草加市一般会計補正予算(第12号)]は、
新型コロナウイルス感染症による
市民生活への影響に対する緊急対策に係る経費の補正を行う必要を認めたものでございます。
本来ならば、議会の議決を経て補正すべきところでございますが、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、
地方自治法第179条第1項の規定により令和3年12月16日に専決処分をさせていただきましたので、議会の承認を求めるものでございます。
補正予算の内容につきましては、歳入歳出予算の補正を行うもので、既定の予算総額に17億4,303万4,000円を追加し、予算の総額を946億2,986万1,000円とするものでございます。
歳入につきましては、国庫支出金の追加を行い、歳出につきましては、児童手当事業費の追加を行うものでございます。
次に、第2号議案 専決処分の承認を求めることについて[令和3年度草加市一般会計補正予算(第13号)]は、
新型コロナウイルス感染症による
市民生活への影響に対する緊急対策に係る経費の補正を行う必要を認めたものでございます。
本来ならば、議会の議決を経て補正すべきところでございますが、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、
地方自治法第179条第1項の規定により令和4年1月7日に専決処分をさせていただきましたので、議会の承認を求めるものでございます。
補正予算の内容につきましては、歳入歳出予算及び繰越明許費の補正を行うもので、既定の予算総額に31億7,670万円を追加し、予算の総額を978億656万1,000円とするものでございます。
歳入につきましては、国庫支出金の追加を行い、歳出につきましては、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業費の追加を行うものでございます。
繰越明許費の補正につきましては、民生費の事業を令和4年度へ繰り越しを行うものでございます。
続きまして、第3号議案から第7号議案につきましては、令和3年度の
一般会計予算及び特別会計予算並びに公営企業会計合わせて5件の補正をお願いするものでございます。
まず、第3号議案 令和3年度草加市一般会計補正予算(第14号)について申し上げます。
この議案は、歳入歳出予算及び繰越明許費の補正を行うものでございます。
歳入歳出予算の補正は、既定の予算総額に9,123万9,000円を追加し、予算の総額を978億9,780万円とするものでございます。
歳入につきましては、繰入金の追加を行い、歳出につきましては、災害対応(応急)に係る科目存置、児童館・児童センター運営事業費、勤労者施設運営事業費(勤労青少年ホーム)及び予備費の追加を行うものでございます。
繰越明許費の補正につきましては、民生費の事業を令和4年度へ繰り越しを行うものでございます。
次に、第4号議案 令和3年度草加市一般会計補正予算(第15号)について申し上げます。
この議案は、歳入歳出予算、繰越明許費及び地方債の補正を行うもので、既定の予算総額に22億330万円を追加し、予算の総額を1,001億110万円とするものでございます。
歳入につきましては、主に、市税、地方交付税及び国庫支出金の追加並びに県支出金、繰入金及び市債の減額を行うものでございます。
歳出につきましては、主に、財政調整基金積立金、広域幹線道路整備促進事業費及び特色ある学校経営推進事業費(小学校)の追加並びに道路整備事業費、新田駅東口土地区画整理事業費及び新田駅西口土地区画整理事業特別会計繰出金の減額を行うものでございます。
繰越明許費の補正につきましては、総務費、民生費、土木費及び教育費の事業を令和4年度へ繰り越しを行うものでございます。
地方債の補正につきましては、主に、道路整備事業債、新田駅東口土地区画整理事業債及び廃棄物処理事業債の限度額の変更を行うものでございます。
次に、第5号議案 令和3年度草加都市計画事業新田駅西口土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。
この議案は、歳入歳出予算及び地方債の補正並びに繰越明許費の設定を行うものでございます。
歳入歳出予算の補正は、既定の予算総額から1億9,000万円を減額し、予算の総額を10億3,106万7,000円とするものでございます。
歳入につきましては、繰入金及び市債を減額し、歳出につきましては、事業費の減額を行うものでございます。
繰越明許費の設定につきましては、
公共施設整備等関連事業を令和4年度へ繰り越しを行うものでございます。
地方債の補正につきましては、起債対象事業費の減額による限度額の変更を行うものでございます。
次に、第6号議案 令和3年度草加市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。
この議案は、歳入歳出予算の補正を行うもので、既定の予算総額に4,626万7,000円を追加し、予算の総額を226億1,638万4,000円とするものでございます。
歳入につきましては、繰入金の追加を行い、歳出につきましては、諸支出金の追加を行うものでございます。
次に、第7号議案 令和3年度草加市立病院事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。
この議案は、収益的収入、収益的支出、資本的収入及び資本的支出の補正を行うもので、収益的収入につきましては、既決予定額に7億6,242万9,000円を増額し、総額を139億9,917万9,000円とするものでございます。
収益的支出につきましては、既決予定額から2億526万1,000円を減額し、総額を133億1,149万2,000円とするものでございます。
資本的収入につきましては、既決予定額に650万4,000円を増額し、総額を5億680万4,000円とするものでございます。
資本的支出につきましては、既決予定額から84万円を減額し、総額を12億765万4,000円とするものでございます。
主な内容といたしましては、収益的収入は医業収益を減額し、医業外収益を増額するものでございます。
収益的支出は医業費用を減額するものでございます。
資本的収入は補助金を増額するものでございます。
資本的支出は、修学資金貸付金を減額するものでございます。
続きまして、第8号議案から第17号議案の10件につきましては、令和4年度の一般会計及び特別会計並びに公営企業会計の当初予算につきまして、御審議をお願いするものでございます。
令和4年度の主要施策及び予算編成につきましては、
施政方針演説の中で述べさせていただいたところでございますが、厳しい財政状況の中、引き続き
新型コロナウイルス感染症対策を最優先課題として取り組むとともに、新しい
生活様式への対応を図りつつ、市民の皆様の生活を守るため、中長期的に持続可能な財政を維持していくことを基本的な方針として、予算編成に努めてきたところでございます。
まず、第8号議案 令和4年度草加市
一般会計予算について申し上げます。
予算総額につきましては893億7,900万円で、前年度と比較して0.5%、金額にして4億2,100万円の増となっております。
歳入の主なものは、市税369億8,944万7,000円、地方消費税交付金53億円、地方交付税35億円、国庫支出金167億2,788万6,000円、県支出金55億2,583万6,000円、繰入金79億3,533万7,000円、市債78億7,150万円をそれぞれ計上いたしました。
歳出につきましては、先ほどの
施政方針演説の中で申し上げました主要な施策を中心に、それぞれ必要な経費を計上させていただいたところでございます。
次に、第9号議案 令和4年度草加都市計画新田西部土地区画整理事業特別会計予算について申し上げます。
予算の総額は8,418万5,000円で、前年度と比較して1,953万5,000円の減となっております。
歳入の主なものは、分担金及び負担金862万1,000円、繰入金7,547万9,000円でございます。
また、歳出の主なものは、総務費2,837万8,000円、公債費5,526万7,000円でございます。
次に、第10号議案 令和4年度草加市駐車場事業特別会計予算について申し上げます。
予算の総額は3,899万4,000円で、前年度と比較して2,065万4,000円の減となっております。
歳入の主なものは、諸収入3,899万2,000円でございます。
また、歳出の主なものは、事業費3,879万4,000円でございます。
次に、第11号議案 令和4年度草加都市計画事業新田駅西口土地区画整理事業特別会計予算について申し上げます。
予算の総額は17億5,669万8,000円で、前年度と比較して5億3,563万1,000円の増となっております。
歳入の主なものは、国庫支出金2億3,598万円、繰入金7億6,370万7,000円、市債7億5,200万円でございます。
また、歳出の主なものは、総務費5,157万5,000円、事業費16億3,044万3,000円、公債費7,448万円でございます。
次に、第12号議案 令和4年度草加市国民健康保険特別会計予算について申し上げます。
予算の総額は220億4,411万1,000円で、前年度と比較して1億7,086万8,000円の減となっております。
歳入の主なものは、国民健康保険税46億5,765万4,000円、県支出金150億6,901万9,000円、繰入金21億5,756万8,000円でございます。
また、歳出の主なものは、保険給付費150億5,196万3,000円、国民健康保険事業費納付金64億8,336万8,000円、保健事業費2億8,214万5,000円でございます。
次に、第13号議案 令和4年度草加市介護保険特別会計予算について申し上げます。
予算の総額は175億2,387万円で、前年度と比較して4億3,779万円の増となっております。
歳入の主なものは、保険料40億8,536万円、国庫支出金36億7,992万円、支払基金交付金46億3,211万8,000円、県支出金24億8,913万1,000円、繰入金26億3,719万6,000円でございます。
また、歳出の主なものは、保険給付費165億9,455万6,000円、地域支援事業費6億3,061万5,000円でございます。
次に、第14号議案 令和4年度草加市後期高齢者医療特別会計予算について申し上げます。
予算の総額は32億7,256万9,000円で、前年度と比較して2億8,324万円の増となっております。
歳入の主なものは、後期高齢者医療保険料26億7,080万1,000円、繰入金5億8,803万円でございます。
また、歳出の主なものは、後期高齢者医療広域連合納付金32億922万円でございます。
次に、第15号議案 令和4年度草加市水道事業会計予算について申し上げます。
水道事業における業務の予定量につきましては、給水戸数12万7,300戸、年間総給水量2,620万立方メートル、1日平均給水量7万1,781立方メートルを予定させていただきました。
これに基づく収益的収入及び支出の予定額として、事業収益の総額は46億4,843万8,000円でございます。
これに対する事業費用の総額は44億9,851万3,000円となり、差し引き1億4,992万5,000円の利益を計上いたしました。
次に、資本的収入及び支出につきましては、資本的収入は12億1,451万6,000円でございます。
これに対する資本的支出は28億5,953万1,000円でございます。
なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額16億4,501万5,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金、建設改良積立金及び過年度分損益勘定留保資金で補填するものでございます。
次に、第16号議案 令和4年度草加市立病院事業会計予算について申し上げます。
病院事業における業務の予定量につきましては、病床数380床、年間の入院延べ患者数10万5,410人、1日平均の入院患者数289人、年間の外来延べ患者数20万5,590人、1日平均の外来患者数770人を予定させていただきました。
これに基づく収益的収入及び支出の予定額としまして、事業収益の総額は128億5,047万6,000円でございます。
これに対する事業費用の総額は137億4,579万4,000円となり、差し引き8億9,531万8,000円の損失を計上するものでございます。
次に、資本的収入及び支出につきましては、資本的収入が3億5,072万円でございます。
これに対する資本的支出は12億731万2,000円でございます。
なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額8億5,659万2,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補填するものでございます。
次に、第17号議案 令和4年度草加市公共下水道事業会計予算について申し上げます。
公共下水道事業における業務の予定量につきましては、水洗化世帯数11万3,500世帯、総汚水量2,815万立方メートル、有収水量2,485万立方メートル、建設改良事業として、公共下水道事業(汚水)7億4,789万5,000円、公共下水道事業(雨水)6億2,960万円を予定させていただきました。
これに基づく収益的収入及び支出の予定額としまして、事業収益の総額は59億8,694万3,000円でございます。
これに対する事業費用の総額は58億9,377万7,000円となり、差し引き9,316万6,000円の利益を計上するものでございます。
次に、資本的収入及び支出につきましては、資本的収入が29億4,854万9,000円でございます。
これに対する資本的支出は43億8,374万8,000円でございます。
なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額14億3,519万9,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金及び当年度分損益勘定留保資金で補填するものでございます。
次に、第18号議案 草加市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
この議案は、人事院規則の一部改正に鑑み、不妊治療に係る特別休暇を新設するものでございます。
なお、施行期日につきましては、令和4年4月1日とするものでございます。
次に、第19号議案 草加市体育施設設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
この議案は、市の
スポーツの振興を図り、市民の健康増進と体力向上に資するため、体育施設として松原
テニスコートを設置し、その使用料を定めるものでございます。
なお、施行期日につきましては、令和4年10月1日とするものでございます。
次に、第20号議案 草加市開発事業等の手続及び基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
この議案は、安全で快適な
まちづくりをより効率的に推進するため、特定開発事業及び小規模開発事業の手続の一部の見直し、道路のすみ切り及びごみ集積所の設置基準の緩和並びに開発事業及び小規模開発事業の技術基準の明確化等を行うとともに、条文の所要の整備を行うものでございます。
なお、施行期日につきましては、令和4年7月1日とするものでございます。
ただし、都市計画法の一部改正に伴う改正は、令和4年4月1日とするものでございます。
次に、第21号議案 草加市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
この議案は、市立公園の管理方法を統一し、公園利用の活性化を図ることにより、市民
サービスの向上及びまちのにぎわいづくりに寄与するため、都市公園以外の公園に係る行為許可、占用許可その他の管理に関する事項を定めるとともに、占用に係る使用料を定めるものでございます。
なお、施行期日につきましては、公布の日とするものでございますが、この条例の施行の日前に行った許可に係る使用料は、なお従前の例によるものでございます。
次に、第22号議案 草加市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
この議案は、肺疾患
領域における医療体制の充実を図るため、診療科目に呼吸器外科を追加するものでございます。
なお、施行期日につきましては、令和4年4月1日とするものでございます。
次に、第23号議案 草加市立病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
この議案は、市立病院の緩和ケア病棟への入院に向けた面談を本人に代わり家族が実施した場合、保険診療を適用することができないため、新たに緩和ケア家族面談料を定めるものでございます。
なお、施行期日につきましては、令和4年4月1日とするものでございます。
次に、第24号議案
エアコン等設置事業(草加市立
小中学校屋内運動場エアコン設置等)請負契約の締結について申し上げます。
この議案は、市立小・中学校の
屋内運動場へのエアコン設置等を行うことにより、災害時における避難所機能を強化するとともに、
教育環境の改善を図るため、
エアコン等設置事業(草加市立
小中学校屋内運動場エアコン設置等)請負契約を締結するものでございます。
契約金額は14億8,830万円で、ソーセツエンジニアリング株式会社さいたま支店を代表企業とする、草加市立
小中学校屋内運動場エアコン設置等コンソーシアムと請負契約を締結するものでございます。
なお、契約方法につきましては、
地方自治法第234条第2項の規定に基づく
地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定により随意契約としたものでございます。
次に、第25号議案 財産の取得について申し上げます。
この議案は、草加市役所新庁舎において保管書類等の収納場所を確保し、執務空間の有効活用を図るため、新庁舎の内部倉庫に設置するレール可動式の集密書架を購入するものでございます。
取得価格は4,312万円で、契約の相手方は草加市金明町310番地、株式会社ビジネスランド草加支店でございます。
次に、第26号議案 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて申し上げます。
この議案は、教育委員会委員の宇田川久美子氏の任期が令和4年3月31日をもって満了となりますので、引き続き同氏を教育委員会委員に任命いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。
なお、経歴につきましては、議案に添付しております参考資料のとおりでございます。
次に、第27号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて申し上げます。
この議案は、固定資産評価審査委員会委員の浅野典久氏の任期が令和4年5月31日をもって満了となりますので、引き続き同氏を固定資産評価審査委員会委員に選任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。
なお、経歴につきましては、議案に添付しております参考資料のとおりでございます。
以上、議案27件につきまして、その概要並びに提案理由の御説明を申し上げましたが、議員の皆様の御理解をいただき、原案どおり議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
なお、別に提出いたしました第1号報告及び第2号報告につきましては、市の管理瑕疵による事故につきまして、損害賠償の額を定めるため、専決処分を行いましたので、議会に報告するものでございます。
また、第3号報告から第5号報告につきましては、令和4年度における草加市土地開発公社ほか2法人の事業計画書等につきまして、それぞれ議会に提出するものでございます。
以上でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
○
井手大喜 議長 以上で、提案理由の説明を終了いたします。
──────────◇──────────
△
市長提出議案に対する質疑(第8号議案)
○
井手大喜 議長 次に、第8号議案に対する質疑でありますが、発言通告はありません。
よって、第8号議案に対する質疑を終了いたします。
──────────◇──────────
△
特別委員会の設置及び議案の
委員会付託(第8号議案)
○
井手大喜 議長 次に、
特別委員会の設置及び議案の
委員会付託を議題といたします。
お諮りいたします。
第8号議案 令和4年度草加市
一般会計予算は、12名の委員をもって構成する
一般会計予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○
井手大喜 議長 御異議なしと認めます。
よって、第8号議案 令和4年度草加市
一般会計予算は、12名の委員をもって構成する
一般会計予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。
──────────◇──────────
△
一般会計予算特別委員会委員の選任
○
井手大喜 議長 次に、
一般会計予算特別委員会委員の選任を行います。
ただいま設置されました
一般会計予算特別委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、
4番 吉 岡 健 議員
5番 矢 部 正 平 議員
8番 金 井 俊 治 議員
9番 田 中 宣 光 議員
13番 石 田 恵 子 議員
16番 西 沢 可 祝 議員
19番 中 野 修 議員
21番 佐 藤 憲 和 議員
22番 吉 沢 哲 夫 議員
24番 飯 塚 恭 代 議員
25番 松 井 優美子 議員
27番 鈴 木 由 和 議員
以上12名を指名いたします。
──────────◇──────────
△休憩の宣告
○
井手大喜 議長 暫時休憩いたします。
午前11時28分休憩
午前11時47分開議
△開議の宣告
○
井手大喜 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────◇──────────
△
一般会計予算特別委員会正・副委員長の互選結果報告
○
井手大喜 議長
一般会計予算特別委員会の正・副委員長が決まりましたので、御報告いたします。
一般会計予算特別委員長
西 沢 可 祝 議員
一般会計予算特別副委員長
石 田 恵 子 議員
以上のように決定されました。
──────────◇──────────
△
市長提出議案に対する質疑(第3号議案)
○
井手大喜 議長 次に、第3号議案に対する質疑を行います。
発言通告により順次発言を許します。
21番、佐藤憲和議員。
◆21番(佐藤憲和議員) それでは、第3号議案 令和3年度草加市一般会計補正予算(第14号)について端的に伺ってまいります。
まず、歳出2款7項4目の災害対応(応急)に係る科目存置についてです。
新型コロナウイルス感染症の迅速な拡大に伴い、自宅療養者支援に関わる経費を2,323万9,000円増額するとのことであります。
そこで、1点目として、自宅療養者支援はさきの12月定例会で財源振替を行い、支出していくお財布を変更したところであります。今回、増額補正を行うとのことですので、これまでの対応の経緯について伺います。
2点目として、積算の根拠をお示しください。
今回、増額補正を行ったものの、感染者の増加が止まらずに再度予算が不足するなどのケースも想定されてまいりますが、今後さらに増加した場合などの対応を伺います。
また、
オミクロン株による
感染拡大第6波で、自宅療養者支援が急増しているとも伺っておりますが、月ごとの配布件数がどのように推移しているのか伺います。
先議の補正前、補正後の基金残高、今回財源を
新型コロナウイルス感染症緊急対策基金で充てておりますので、この残高がどのようになるのか伺います。
次に、歳出3款2項3目の児童館・児童センター運営事業及び3款2項6目の勤労者施設運営事業(勤労青少年ホーム)についてです。
勤労青少年ホーム3階のエアコン故障に伴う改修工事と、下のフロアの住吉児童館についても、同時にエアコン改修を実施する補正とのことであります。
まず、勤労青少年ホーム3階のエアコンが故障した経緯を伺います。
故障以降、現在までの状況についてですが、利用者への影響というものがどのようだったのか伺います。
今回は先議による議会手続を選択された点について確認いたします。
エアコンが故障して
公共施設が利用できなくなるような状況であれば、早急に臨時会を求めたり、場合によっては議会に相談して専決などの対応という選択肢もあったかと思います。そうした中で、今回は先議を選んだこの理由について伺います。
エアコンの設置時期、工事箇所についても伺います。
また、今後のスケジュールをお示しください。エアコンの改修工事における利用者への影響がどのようになってくるのか伺います。
次に、歳出13款1項1目予備費についてです。
新型コロナウイルスへの緊急対応などにより、予備費の充用が増加していることから、
災害発生などの非常時に備えて2,000万円の増額補正を行うとのことであります。
昨年度、今年度の予備費の状況、かなり動いておりますので、この状況についてお示しください。
先ほどの自宅療養者支援についても、予備費により当初はやっていこうと決めてからすぐにスタートする、これは予備費を活用したことでそのようなことができたかと思いますが、この予備費の追加を2,000万円とした理由について伺います。
以上、よろしくお願いします。
○
井手大喜 議長 小谷副市長。
◎小谷 副市長 第3号議案中、市長室に関わる御質疑に順次御答弁を申し上げます。
2款7項4目の災害対応(応急)に係る科目存置についてでございます。
初めに、自宅療養者の生活支援事業の対応の経過についてでございます。
この事業は、
新型コロナウイルス感染症に係る自宅療養者の生活支援を行うため、食料や日用品のほか、健康管理に必要となるパルスオキシメーター等の調達及び宅配を行うものでございます。
第5波における陽性者急増に伴いまして、昨年8月19日から始めた自宅療養者の方への支援につきましては、当初災害用備蓄食を活用し対応しておりましたが、自宅療養されている方々の療養生活を支えるためには、食料のほか衛生用品やおむつなどの世帯ごとの実情に応じた日用品の早急な確保が必要と判断したことから、昨年10月11日より緊急的な措置として予備費での対応に切り替え、支援を行ってきたところでございます。
このような対応を続ける中、昨年10月27日に埼玉県と本市を含めた県内市町村による覚書締結によりまして、自宅療養者の支援における県と市町村の役割分担が明確となり、改めて財源の活用について検討した結果、当該事業の内容が
新型コロナウイルス感染症緊急対策基金の目的に沿っておりますことから、昨年12月定例会において財源振替を行わせていただいたところでございます。
そして、本年1月11日からは埼玉県との覚書に基づき、県が配布の必要を認めた陽性者の方へのパルスオキシメーターの配布を開始いたしましたが、その矢先に第6波となる感染の再拡大が進みまして、見込みよりも多くの支援が急遽必要となったことから、予備費から財源を充用する緊急的な対応を行っているところでございます。
このたびの事業費の増額につきましては、今後、一定の陽性確認が継続した場合に引き続き支援ができますよう、必要となる経費について、
新型コロナウイルス感染症緊急対策基金から繰り入れを行い、補正予算として計上させていただいたものでございます。
次に、積算の根拠についてでございますが、2月23日から3月31日までの37日間に必要となる経費について、1月下旬の実績を基に算出しておりまして、パルスオキシメーターの配布は1日当たり約200件、食料等の支援につきましては、その半数の100件を行うことを想定し、計上したものでございます。
次に、今後さらに自宅療養者が増加した場合の対応についてでございますが、想定を超える支援が必要となった場合には、緊急的に予備費からの充用により対応をさせていただきたいと考えております。
最後に、月ごとの総配布件数でございますが、配布総数につきましては、2月17日時点において5,469件となっております。
月ごとの実績につきましては、昨年の8月が支援を開始した8月19日から12日間で58件、9月は66件、10月が5件、11月がゼロ件、12月が2件、1月11日から県で必要と認めた自宅療養者へのパルスオキシメーターの配布を始めた本年1月は1,486件、2月は2月20日までの20日間で3,852件となっております。
以上でございます。
○
井手大喜 議長 多田
総合政策部長。
◎多田
総合政策部長 第3号議案中、総合政策部に関わる事柄について御答弁申し上げます。
初めに、第14号補正予算の前後における
新型コロナウイルス感染症緊急対策基金の見込み残高についてでございます。
補正予算前における令和3年度末見込み残高につきましては8,272万5,988円でございました。このたびの第14号補正予算におきましては、
新型コロナウイルス感染症の急激な拡大に伴う自宅療養者支援への財源としまして2,323万9,000円を繰り入れることで、補正予算後における
新型コロナウイルス感染症緊急対策基金の年度末見込み残高につきましては5,948万6,988円となるものでございます。
なお、このうち既に今後の使用用途が定まっておりますセーフティネット保証利用支援補助金に係る利子補給分は5,800万円でございます。
次に、歳出における予備費の補正についてでございます。
昨年度の予備費の状況についてでございますが、今年度同様に
新型コロナウイルス感染症への緊急対応により予備費の充用が増加しましたことから、令和2年9月定例会におきまして、当初予算1億円に2,000万円を追加し、1億2,000万円としたところでございます。
結果としましては、予算追加後に災害の発生などがなかったことから、予備費の充用額は9,301万9,000円となり、2,698万1,000円を残すこととなったものでございます。
今年度の予備費の状況につきましては、
新型コロナウイルス感染症への緊急対応などを含め、現時点で8,500万円程度を充用し、残額が1,500万円程度となっております。
このままですと、災害の発生などに対し迅速かつ適切な対応が取れなくなる懸念があり、
新型コロナウイルス感染症の
感染状況も流動的であることなどを考慮しまして、2,000万円を追加し、非常時に備えるものでございます。
以上でございます。
○
井手大喜 議長 津曲
子ども未来部長。
◎津曲
子ども未来部長 第3号議案中、子ども未来部に関わります事柄につきまして順次御答弁申し上げます。
初めに、勤労青少年ホーム3階のエアコンの故障の経緯でございますが、令和3年12月28日に職員が出勤した際、エアコンが稼動しないことが判明し、直ちに専門業者に点検を依頼しましたが、故障の原因は機器の老朽化であり、入れ替えが必要と診断を受けたものでございます。
次に、現在までの状況でございますが、緊急対応といたしまして、3階各部屋にファンヒーターなど暖房器具を設置し、利用者の皆様には状況を御説明し、御理解をしていただいた上で御利用いただいております。
次に、補正予算を先議にて御審議をお願いする理由でございます。
現在、利用者の皆様には大変な御不便をおかけしており、いち早く機能を回復する必要がございます。早急に対応する必要がございますことから、臨時会の開催をお願いすることも検討いたしましたが、改修工事の設計とともに、概算工事費の積算に一定の時間を要したため、このタイミングでの補正予算の計上となったものでございます。
また、通常どおり3月下旬に議決をいただく場合と、先議で議決をいただく場合とを比較いたしますと、工事スケジュールには約1か月程度の影響が生じてまいります。特に3階部分につきましては、一刻も早く機能回復を図る必要があることから、先議にて御審議をお願いするものでございます。
次に、エアコンの設置時期と工事箇所についてでございます。
勤労青少年ホームは、住吉児童館との複合施設となっており、1階の住吉児童館、2階及び3階の勤労青少年ホームとともにエアコンは平成10年に設置したものでございます。
現在、3階のエアコンのみ稼動を停止しておりますが、1階及び2階部分につきましても、既に設置から23年経過しており、これまでもたびたび故障が発生しておりますことから、今回1階から3階まで全館のエアコンの入れ替え工事を行うものでございます。
次に、今後のスケジュールでございますが、本日議決をいただきました後、速やかに入札手続を進め、3月中旬に公告、4月上旬に入札及び契約の締結を予定してございます。
工事につきましては、フロアごとに進めてまいりますが、3階につきましては7月中旬頃までに完了する見込みでございます。その後、1階、2階の工事を行い、10月中旬には全て完了する見込みでございます。
最後に、利用者への影響でございますが、少なくとも室内機、室外機は全て交換する必要がございますことから、一定の期間一般利用を休止せざるを得ない状況でございます。
しかしながら、住吉児童館の児童クラブだけは事業を継続する必要がございます。具体的な対応は現在検討中でございますが、3階の工事が完了した後、例えば1階の工事を行う際は、2階及び3階で保育を行うなど、工事が完了したフロアを一時的な保育スペースとしながら、児童クラブを継続できるよう工夫しながら対応してまいります。
いずれにいたしましても、住吉児童館、勤労青少年ホームを御利用いただいている皆様には大変な御不便をおかけする事態ではございますので、丁寧に説明、対応させていただき、工事を進めてまいりたいと存じております。
以上でございます。
○
井手大喜 議長 3番、大里議員。
◆3番(大里陽子議員) 発言通告に従い、順次議案質疑させていただきます。
第3号議案 令和3年度草加市一般会計補正予算(第14号)についてお伺いいたします。
まず初めに、歳出2款7項4目
災害対策費、災害対応(応急)に係る科目存置2,323万9,000円についてですが、今回の補正予算は、
新型コロナウイルス感染症の自宅療養者や、濃厚接触者となり自宅に隔離されている方のための支援とお聞きしております。
まず初めに、先議とする理由についてお示しください。
次に、食料支援等について、当初は備蓄品を放出するとのことでしたが、現在はどのような内容を実施されているのかお示しください。
次に、パルスオキシメーターについて、令和4年1月11日に行った県との覚書に基づいて配布しているとお聞きしておりますが、配布を始めてからの陽性者数とパルスオキシメーターの配布数についてお示しください。
次に、食料等を配布する際の一連の流れについてお示しください。
次に、積算根拠についてお示しください。
次に、3款2項3目児童館費、児童館・児童センター運営事業1,680万円と3款2項6目青少年育成費、勤労者施設運営事業(勤労青少年ホーム)3,120万円についてお伺いいたします。
まず、1点目の補正の経緯、理由については、先ほど御答弁がありましたので、了承いたしました。
2点目に、改修するエアコンの台数、工事費の内訳、積算根拠、契約方法についてお示しください。
3点目の先議とする理由と今後のスケジュールについても、先ほどの御答弁がございましたので、了承いたしました。
4点目、住吉児童館、勤労青少年ホームの1日平均の利用者数についてお示しください。
○
井手大喜 議長 小谷副市長。
◎小谷 副市長 第3号議案中、市長室に関わる御質疑に御答弁を申し上げます。
2款7項4目の災害対応(応急)に係る科目存置についてでございます。
初めに、先議とする理由についてでございますが、
新型コロナウイルス感染症の自宅療養者の支援に係る事業につきましては、これまで緊急的措置として予備費を充用することにより対応を行ってまいりましたが、今後の
感染拡大及び自宅療養者の増加が想定される中、本定例会の開会期間中に事業費が不足する事態を招くことも想定されますことから、今後も継続して支援を行っていくためには、事業の実施に必要となる経費を増額する必要がございますことから、先議により補正予算をお願いするものでございます。
次に、現在の支援内容についてでございます。
支援につきましては、当初、災害用備蓄食を活用し対応しておりました。しかしながら、自宅療養されている方々の療養生活を支えるとともに、御家族の生活支援を行うため、現在では健康管理に必要となるパルスオキシメーターの宅配のほか、栄養バランスを踏まえた食料や、同居者への感染を防ぐための衛生用品、おむつなどの世帯ごとの実情に応じた日用品を提供させていただいております。
次に、パルスオキシメーターを配布し始めてからの陽性者数とパルスオキシメーターの配布の数でございます。
埼玉県との覚書に基づくパルスオキシメーターの配布につきましては、本年1月11日より開始しております。配布を始めてから本市で把握する陽性者数でございますが、2月20日現在で6,593名となっております。このうちパルスオキシメーターを所持していないなど、県が必要と認め、市が配布した数につきましては5,192個でございます。
次に、食料等を配布する一連の流れについてでございます。
本市が行う支援のうち、パルスオキシメーターの配布につきましては、埼玉県との覚書に基づき提供されますリストにより配布するものと、本市へ直接お申込みをいただいた方に配布するものがございます。また、食料や日用品等につきましては、支援を希望される方より直接電話でお申込みをいただき、配送を行っております。
なお、配送につきましては、本市が用意する食料や日用品、パルスオキシメーターにつきましては、民間の宅配業者へ委託をし、配送しており、埼玉県より提供されるパルスオキシメーターにつきましては、本市から郵送でお届けしております。
最後に、積算根拠でございますが、陽性者の急拡大が進んだ1月下旬の実績を基準とし、2月23日から3月31日までの37日間に必要となる経費を積算しております。
パルスオキシメーターは1日当たり200件を基準とし、3月末までに7,400個をお届けすることを想定し、発送及び返送の郵送料として1日当たり4万4,000円、合計162万8,000円を計上しております。
食料や日用品等の宅配は、3月末までに約3,300個をお届けすることを想定し、その宅配に係る業務委託料としては1日当たり46万3,000円で、合計1,884万5,000円を計上しております。
また、これらの発送や宅配に要する消耗品、日用品などの購入に係る経費として276万6,000円の需用費を計上しているところでございます。
以上でございます。
○
井手大喜 議長 津曲
子ども未来部長。
◎津曲
子ども未来部長 第3号議案中、子ども未来部に関わります事柄について御答弁申し上げます。
初めに、改修するエアコンの台数でございますが、室内機が34台、室外機が5台でございます。
次に、工事費の内訳と積算根拠についてでございます。
今回、1階から3階まで全てのエアコンの改修を行う予定でございますが、1階の住吉児童館につきましては3款2項3目児童館費、2階、3階の勤労青少年ホームにつきましては3款2項6目青少年育成費と2つの費目にまたがりますことから、機器の設置台数等に基づき工事費を案分して、工事請負費として児童館費で1,680万円、青少年育成費で3,120万円、合計4,800万円を計上させていただいたものでございます。
この4,800万円の工事費の内訳につきましては、直接工事費が3,205万円、諸経費と消費税で約1,595万円でございます。
積算根拠でございますが、埼玉県建築工事共通費積算基準などに準じ積算したものでございます。
次に、契約方法でございますが、一般競争入札とする予定でございます。
次に、住吉児童館、勤労青少年ホームの1日当たりの平均利用者数でございますが、令和3年4月から令和4年1月末までの人数で御答弁申し上げます。
住吉児童館につきましては27人、勤労青少年ホームにつきましては92人でございます。
以上でございます。
○
井手大喜 議長 以上で、発言通告者の第3号議案に対する質疑を終了いたします。
ほかに質疑ございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
○
井手大喜 議長 ないようでございますので、第3号議案に対する質疑を終了いたします。
──────────◇──────────
△
委員会付託省略(第3号議案)
○
井手大喜 議長 次に、
委員会付託の省略を議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております第3号議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○
井手大喜 議長 御異議なしと認めます。
よって、第3号議案につきましては、
委員会付託を省略することに決しました。
──────────◇──────────
△休憩の宣告
○
井手大喜 議長 暫時休憩いたします。
午後 零時14分休憩
午後 零時15分開議
△開議の宣告
○
井手大喜 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────◇──────────
△討論(第3号議案)
○
井手大喜 議長 討論でありますが、発言通告はありません。
よって、討論を終了いたします。
──────────◇──────────
△採決(第3号議案)
○
井手大喜 議長 直ちに採決を行います。
◇第3号議案の可決
○
井手大喜 議長 第3号議案 令和3年度草加市一般会計補正予算(第14号)は、原案に賛成の諸君の御起立を求めます。
〔起立全員〕
○
井手大喜 議長 起立全員であります。
よって、第3号議案は原案のとおり可決されました。
以上で、本日の日程は終了いたしました。
──────────◇──────────
△
次会日程報告
○
井手大喜 議長 明2月23日、26日及び27日は休会、24日及び25日は議案調査日とし、2月28日は午前10時から本会議を開き、代表質問を行います。
──────────◇──────────
△散会の宣告
○
井手大喜 議長 本日はこれにて散会いたします。
午後 零時16分散会...